“動く瞑想“ へのステップ

文献を紐解くと、ヨガの目的は瞑想とあります。

ヨガポーズも瞑想へ行き着く方法として、つくられたメソッドです。

実際にヨガクラスで、瞑想状態へ入ることは可能です。


ここでは、そのステップを説明します。

瞑想効果などの話は別投稿に書きます。


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▶︎動く瞑想 へのステップ

①・知識を入れる(頭で覚える)

②・身体で覚える(身体で覚える)

③・身体に意識を集中させる→瞑想状態へ

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▷①・知識を入れる(頭で覚える)

初めてのポーズを取るとき、頭は情報を取り込むためにフル稼働します。

名前・手のつく位置・足のつく位置・骨盤の向き・状態の角度・目線など、ポーズには気をつけるところが多々ありますね。手本に合わせて動くために、まずは、それらを頭で理解する必要があるはずです。


やがて、クラスを重なる度に、無意識レベルで脳が学習していきます。

例えばこんな風に、知識がついてきますね。(陳述記憶と言います)


講師:次は、四つ這いになりましょう

「あ、四つ這いだ。四つ這いの取り方は・・・』

”手首の上に肩”で”膝は腰幅”、それと”腰を反りすぎないようにお腹に力を入れる” だったな。という具合です。


もし、瞑想へ進む速度を上げたいという方は、暗記にも意義があります。


▷②・身体で覚える(身体で覚える)

①の知識を身体で表現したものが、ポーズです。

頭で暗記した知識を、身体で表現することを、クラス内では繰り返し行います。クラスで登場するポーズにはお馴染みのものが多く存在するはずです。

例えば、チャイルドポーズなど。


何度も身体を使って知識を表現すると、頭だけでなく、身体もポーズを暗記します。これは技の記憶と呼ばれるもので、自転車に乗ることやお箸を持つことに等しいです。(手続き記憶と言います)

身体が動きを暗記すると、頭から知識を都度引き出さなくとも、その動きが取れるようになります。自転車と同様です。初めは、足のつき方やペダルを押すスピード・目線・重心など、あれこれ頭の知識を使って乗ろうとしましたよね。今はどうでしょう?頭から知識を引き出さなくても、身体が自転車に乗るために反応するようになっていませんか?


頭が静かな状態でポーズを取ることが、動く瞑想へとつながります。



▷③・身体に意識を集中させる→瞑想状態へ

②の状態でヨガができるとき、頭は静かになります。あれこれ考える必要が無くなるからです。


こうなって初めて、身体(呼吸・心)に意識を向けるゆとりができます。ポーズを取りながら、内観することができてきます。すると、今の心や身体や呼吸の状態を観察することができます。


これは八支則でいう、プラティヤーハーラとダーラナの状態です。

その集中の先に何があるのか、ご存知でしょうか?


それは、ディヤーナと言い、 瞑想です。

瞑想は無理なく集中が続いた先に現われるものです。



まとめです。


瞑想へのステップには、集中が欠かせません。

集中するためには、身体で覚える必要があります。

そして、身体が覚えるには頭で覚える必要があります。


道のりが長いですが、ヨガクラスで瞑想する道筋はしっかりと存在してくれます。


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▶︎動く瞑想 へのステップ

①・知識を入れる(頭で覚える)

②・身体で覚える(身体で覚える)

③・身体に意識を集中させる→瞑想状態へ

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