息をするときに胸が膨らむだけではもったいない。
ヨガのクラスではさまざまな呼吸法を行います。
腹式呼吸ではお腹が膨らみ、胸式呼吸では胸が膨らんでくるのが印象的です。これも正しい方法ですが、もっと呼吸を深める方法があります。
それは、背中や腰や鎖骨あたりにも吸う息を入れてみることです。身体の前面だけではなく、側面や背面も使いましょう。肺のキャパをもう少し広げてみませんか?
この記事は、そのコツを紹介していきます。
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▶︎肺の隅々まで新鮮な空気を届けよう
①・肺をイメージできれば、呼吸は深まる
②・”吐ききる”
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▷①・肺をイメージできれば、呼吸は深まる
まず、肺の大きさについておさらいしておきましょう。
意外と皆さん肺を小さくイメージしているんですよね。それでは期待値以上に肺を使うことは難しく、可能性を狭めてしまいもったいないです。
以下の写真が肺の大きさです。
ピンク色の部分が肺ですね。肺の上部は、首の付け根付近にあります。肺の下部は、おへその斜め上くらいまであります。そして、背中側は、背骨の内側まであるんですね。
想像通りでしたか?それとも思ったより大きかったでしょうか^^
肺には空気を取り込む可能性が、こんなにあるんです。たくさん空気が入りそうな気がしませんか?(ちなみに、深呼吸を1回すると、肺に吸い込まれる空気の量は大人の男性で1000ml程度と言われています。(小さいペッドボトル2本程))
これからは、正しいイメージで肺を可視化していきましょう。
呼吸をするときは、身体の前面だけではなく、背面や側面にも意識的に空気を届けてみてくださいね。ぐるっと360度、使ってみましょう。深呼吸が楽になり、呼吸の質が良くなります。
▷・②”吐ききる”
まず、呼吸は ”1、吐く 2、吸う” の順序で行います。
産まれるときは ”オギャー”と息を吐き、亡くなるときは息を引き取ると覚えておくとわかりやすいです。つまり、吸うためには ”吐く” ことから始める必要があります。
年齢を重ねると吐き切ることが難しくなり、肺に吸った時の空気が残りがちになります。これでは、吸う息の量に制限がかかり、吐く息も十分でないので、次第に呼吸が浅くなります。なので、坂道やちょっとした動作で息が上がりやすくなるんですね。喫煙者の方も同じ傾向があります。多少の肺の残気量は必要ですが、多すぎると困ります。
そこで、”吐ききる” ことを行っていただきたいのです。(肺の残気量をゼロにするのが目的ではありません)
呼吸のイメージとしては
1、吐き切る
2、勝手に吸う息が入る の繰り返しです。
1と2の間に息を止める方がいますが血圧が上がるので、ひとまず息止めはなしにしておきましょう。もちろん、クンバク呼吸を練習している方は無理ない範囲で行ってください。
今日は以上です。
息を吐き切るためには正しい姿勢が大切なのですが、長くなるのでまた追ってご説明いたします。
今日のポイントは、”吐ききる” と ”肺を360度使うイメージ” でした。
自分の肺の大きさを確認したら、その可能性を広げてゆきましょう。
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▶︎肺の隅々まで新鮮な空気を届けよう
①・肺をイメージできれば、呼吸は深まる
②・”吐ききる”
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