スタイルについて OMYOGA、ハタヨガって何?
ヨガスタジオへ行くと、さまざまなスタイルのヨガがありますね。
私がお伝えしているのは主にOMYOGAなのですが、ヨガの全体像をまとめながらご紹介していきます。
この記事でざっくりとですが”ヨガ”とは何か、ということまでイメージがつくと思います。
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▶︎動くスタイル全般がハタヨガ
①・ヨガ = ポーズ ではない
②・OMYOGAとは
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▷①・ヨガ = ポーズ ではない
まず、”ヨガ”というものは、心地よく暮らすための心と身体の鍛錬法です。
苦しみから解脱するために瞑想をすることが ”ヨガ” の始まりで、瞑想を深める心の強さを鍛えるために哲学があり、瞑想姿勢を続ける身体の強さを鍛えるためにポーズが出来たと言われています。そのため、ヨガ = ポーズ に限ったものではないんですね。
代表的なヨガにはこのようなものがあります。
・ラージャヨガ(王者のヨガ)
ー最も古典的なヨガであり、瞑想に特化したものです。
・カルマヨガ(奉仕のヨガ)
ー見返りを求めずに善行を積む行為のヨガ、マザーテレサが実践していました。
・バクティヨガ(愛のヨガ)
ー神様を信じるヨガです。一番実践者が多いとされています。
・ジュニャーナヨガ(知恵のヨガ)
ー教典から学び、叡智を取り入れることで精神面を整えるヨガです。
・ハタヨガ(動くヨガ)
ー心と身体を呼吸によってつなぎ、心身を鍛えるヨガです。
ハ=太陽(陽),タ=月(陰)を意味し、相反するものをつなげることを目指します。
マットの上で動くほとんどのヨガのベースになっているヨガです。
▷②・OMYOGA
ハタヨガからいくつものスタイルが派生していった内の1つがOMYOGAです。私は恵比寿校で学びました。医師監修であり、今でも常に最新のエビレンスを取り入れながら発展しているスタイルです。今回は、ポーズにおけるOMYOGAらしさについてご紹介していきます。
【OMYOGAには”関節位置の指標”があります】これが最大の特徴です。
そもそも人の身体は十人十色なので、同じようには動きません。そして、手本となるポーズを真似ようと無理をしては身体を痛める原因にもなります。なので、OMYOGAでは、まずポーズが何を目的としているのかを明確にしています。そして、その目的に必要な身体の関節の位置に着目します。そのポーズの目的にそって、骨の位置を最適化しながらポーズを深めていきます。
例えば、ウッターナアーサナ/前屈のポーズの目的は”股関節の前屈”です。
OMYOGAでは、股関節を曲げること(屈曲)を身体に無理のない姿勢で深めることを優先します。なので、膝を無理にのばす必要はなく、つま先に指先がつかなくても問題ありません。むしろ、膝を伸ばすことのみを優先すれば、過度に伸ばされ、筋を痛めることがあります。つま先に指先をつけることのみを優先すれば、腰が先導して丸まり腰や肩に負荷がかかります。よって、腰痛や肩こりを誘発する可能性もあるのです。
写真:ウッターナアーサナ/前屈のポーズ
柔軟性や筋力は個人差がありますが、骨・関節の正しい位置に個人差はありません。骨と関節のズレが痛みの原因や筋力・柔軟性低下の原因にもなるので、身体の深層部の配列を整えることはとても重要です。
OMYOGAスタイルでは、骨という深層部の位置を調整した後に、各々の柔軟性や筋力を発揮させてポーズを深めるので、安全で、効果を高めることができるのです。
私はそんなOMYOGA理論がすきで、皆さんにヨガを伝えるのもOMYOGAスタイルを選んでいます。怪我を防げるという点と、ひとりひとりの身体に合わせて、最大限にポーズを深めることが可能だからです。OMYOGAで学んだ関節の位置という基準は、この写真のようにポーズを深めるためのサポートにも役立ちます。
医師監修のOMYOGAのポーズ基準、すごくおすすめです。
ヨガについて、ヨガのスタイルについて、少しスッキリしましたでしょうか?
それぞれに良さがありますので、個人的には色々なスタイルを体験することはおすすめです。さらにいうと、吸収していくうちに、自分なりのヨガが必ず確立してゆきます。そして、それは年齢や体調や季節によって、変化してゆくものです。その変化を楽しめるようになると、ヨガが自分のものになり、生活にも自然に根ざしてくると思います。
学びを吸収して、心身が自由に表現し始めるのを待つときは、幸せな感覚です。
ヨガを深めたい方は、良かったらあなたにフィットするヨガを探してみてください^^
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▶︎動くスタイル全般がハタヨガ
①・ヨガ = ポーズ ではない
②・OMYOGAとは
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