”合掌の意味” ムドラーのありがた〜い話
ヨガのクラスは手を合わせる合掌に始まり、合掌に終わります。
この合掌の意味を考えたことはありますか?
日本人であれば、一般的な挨拶の形であり、日常に溶け込んでいるものです。なので、特段意識しないかもしれません。
かくいう私もそうでした。
そんな私が、インドのヨガ施設に滞在していた時に聞いた”合掌の理由”がこの記事のテーマです。言葉や動作の縁起がわかると、その経緯やイマココに有り難みが湧いてくるかもしれません。
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▶︎合掌の意味
①・合掌は手印の一つ
②・合掌はヨガの哲学を現す
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▷①・合掌は手印の一つ
合唱の所作は、アーサナ(ポーズ)とは異なり、ムドラー(手印)と呼ばれます。精神を集中させるための手の仕草というわけです。
種類は合掌以外に8万種以上はあるといわれ、一つ一つの形にエネルギーを取り込むための秘法が含まれているそうです。(ヨガは一般のものではなく、行者の秘技でした)
ちなみに、今日のテーマである合掌は”アンジャリ・ムドラ”と呼びます。
▷②・合掌はヨガの哲学を現す
私が聞いたありがたき話。
それは、このような内容でした。
【アンジャリ・ムドラ(合掌)はヨガの本質を現す。左手と右手を合わせる所作は、相反するものを合わせることと同義である。不浄な手と神に捧げる手、太陽(ハ)と月(タ)、男と女、陰と陽のように、一方があるから、もう片方が存在していることを指す。2つは1つであり、1つであるから安定している。その理を表す。】
この話が好きで、大切にしています。意識的な合掌を通して学んだことは2つ。
1、物事には2つの側面があること。プラスがある分マイナスもあり、ゼロになるときに調和が起こる。これが自然界の仕組み。
2、調和を理解した時に湧き上がる感謝の心の存在。その感情が内なるエネルギーとなること。相反するものがある中で、バランスを取ってゆくこと。その過程に、内なる力が沸く瞬間があること。
合掌は、“つなぐ”を語源に持つ、ヨガの本質そのものと思うようになりました。
実は、合掌の理由についてを調べると、非常にバライティ豊かです。笑
秘技は口伝ですので、個人的な解釈が混じりながら伝えられてゆくのですね。
今回お伝えしたのは、私にフィットしている理由で。これが絶対と押し付けることは望まないし、これに皆さんの解釈を加えても有りなんです。要は、合掌に向ける意識が向上する理由を自分で選べば良いのです。
あなたにとってのヨガを見つけてください。
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▶︎合掌の意味
①・合掌は手印の一つ
②・合掌はヨガの哲学を現す
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